[2012.11.01]
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元設計は、既存加硫ゴムシートを撤去した後の処理として、水勾配補正と表層活性化を兼ねてポリマーセメントモルタル塗りt=1〜3mm(C-2程度)となっていたが、施工中の漏水対策が必要であると考え、シート撤去後即刻ポリマーセメント系防水材の刷毛塗りを施工した後に本来のポリマーセメントモルタルをコテ塗りする対策を取った。
異物間の接着箇所が増すので、各層間剥離の検討として、経年的な物性変化がないことの確認と、各層間の接着強度のデータを確認した上、テスト施工を行い接着強度を検証した。
既存加硫ゴムシート防水層全面撤去工法で、平成22年版公共建築改修工事標準仕様書 改質アスファルトシート防水 常温(粘着)工法 AS−3により改修しました。(S3C工法)
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契約時点では問題ない案件だと思われたが、発注監理者のこだわりが多彩で、各書類・報告書の提出・返答が遅れ、且つ、雨・雪及び強風等も左右し、工期内に施工を完了させることができなかった。
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